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ムエタイ留学ビザ

DTV(デスティネーション・タイランド・ビザ)のルールが厳格化

August 28, 2026
Danny
更新日
October 23, 2026
2026年8月31日からのタイDTV申請条件の変更を紹介する画像

2026年8月31日から、タイのDTVの申請ルールが大きく変わりました。申請できる国や、必要な書類が見直されています。

ムエタイ留学を考えている方にとって、今回の変更は「必要書類が一つ増えた」というだけの話ではありません。これまでのように、ラオスなどの第三国へ出かけてDTVを申請する方法が、大きく制限されることが重要なポイントです。

DTV自体が廃止されたわけではありません。ただし、「手続きが簡単そう」「行きやすい」といった理由で、申請先のタイ大使館や領事館を自由に選べるとは限らなくなりました。

現在のDTV申請で確認すべきこと

在サワンナケート・タイ総領事館と在ロンドン・タイ大使館の公式案内では、DTV申請にあたり、申請先の国・地域での永住資格の証明と、犯罪経歴証明書の提出が求められています。これは変更予定の話ではなく、すでに適用されている申請条件です。

申請できる方の範囲や、証明書の発行元・有効期間などの具体的な条件は、公館ごとに確認する必要があります。これから申請する方は、申請先のタイ大使館・領事館の最新の必要書類一覧を確認してください。

2026年8月31日から変わったこと

特に押さえておきたいのは、次の2点です。

1. 国籍や永住資格、公館の管轄によって申請先が制限されます

2026年8月31日以降、DTV申請者は原則として国籍国または永住国で申請する必要があることを示す図

在サワンナケート・タイ総領事館は、2026年8月31日から、申請する国の永住資格が必要だと案内しています。サワンナケートで申請できるのは、ラオス国籍の方、またはラオスの永住資格を持つ方です。

在ロンドン・タイ大使館も、2026年8月31日から、英国・アイルランド・英国海外領土のいずれかの永住資格を証明する書類を、DTV申請の必須書類としています。

つまり、「この国の大使館なら簡単そう」「早く手続きできそう」という理由だけで、第三国へ行って申請できるとは限りません。

例えば、米国・英国・オーストラリア・欧州から旅行でラオスを訪れた方が、そのままビエンチャンやサワンナケートでDTVを申請できるとは限らなくなりました。

申請先は、その公館が定める国籍・永住資格・管轄の条件を満たすタイ大使館や領事館から選ぶ必要があります。

2. 警察証明書・犯罪経歴証明書の提出が必要です

新しい犯罪経歴証明書の要件を説明する図

在サワンナケート・タイ総領事館では、ラオスまたは申請者の国籍国の当局が発行した犯罪経歴証明書を求めています。

在ロンドン・タイ大使館では、2026年8月31日から、申請前6か月以内に発行された警察証明書の提出が必要です。具体例として、ACRO証明書やアイルランドの警察証明書が挙げられています。

発行機関や発行日の条件、翻訳・認証が必要かどうかは、公館によって異なる場合があります。申請先の必要書類一覧を確認してください。

第三国での申請を前提に、渡航を計画しないでください

これまでは、タイ滞在中に近隣国へ出かけ、手続きが簡単そうな公館でDTVを申請する方もいました。しかし現在は、観光で訪れているだけでは、申請先の国籍や永住資格の条件を満たせない場合があります。

「ラオスなら取りやすい」などの古い情報を頼りに、第三国への渡航を手配しないでください。すでにタイにいる方は、申請にこれまで以上の時間や費用、準備が必要になる可能性もあります。

配偶者や子どもの申請はどうなりますか?

扶養家族として申請する場合も、新しい書類の提出が免除されるとは限りません。

例えば、在ロンドン・タイ大使館では、配偶者と20歳未満の子どもを対象とするDTV3でも、永住資格の証明と警察証明書の両方が必要です。ただし、16歳未満の扶養家族は、本人の証明書に代えて、主たるDTV保有者の警察証明書を提出できるとしています。

扶養家族の必要書類も公館によって異なる場合があります。配偶者や子どもとして申請する際は、事前に申請先の大使館・領事館の条件を確認してください。

DTV自体が廃止されたわけではありません

DTVは、ムエタイなどのタイのソフトパワー活動を含む、所定の目的で利用できるビザです。今回の変更は、ビザ自体の廃止ではなく、申請先の条件や審査の厳格化です。

タイの公式案内では、有効期間は5年で、複数回の入国が可能です。1回の入国につき最大180日間滞在でき、その時点の規則と審査に基づき、入国管理局で一度、最大180日の滞在延長が認められる場合があります。

The CampのDTVムエタイプログラム:12か月・192レッスン

The Campでは、12か月以内に192レッスンを修了するDTVムエタイプログラムをご用意しています。

ビザを取得するためだけの形式的な登録ではなく、実際にジムへ通い、継続してムエタイを学ぶためのプログラムです。入学にあたっては、トレーニングにしっかり取り組んでいただくことを前提としています。

The Campが発行する書類は、このプログラムに参加してムエタイを学ぶ予定であることを、DTV申請時に示すためのものです。

ムエタイ留学には、どのような影響がありますか?

タイで長期間ムエタイを学びたい方は、DTV申請に向けて、これまで以上にしっかり準備する必要があります。

次の点を確認しておきましょう。

・自分が申請資格を満たし、DTVを申請できる公館はどこか。

・国籍や永住資格など、申請先の管轄条件を満たす証明書類を用意できるか。

・必要な犯罪経歴証明書を取得できるか。

・渡航前に、申請手続きに必要な時間を確保できるか。

・自分のトレーニング計画に、DTVが今も最も適しているか。

「まずタイに来て、近隣国へ短期間出かければDTVを取れる」とは、一律に案内できなくなっています。

EDビザを選ぶメリットは変わりますか?

タイ政府が、DTVをEDビザに置き換えると発表したわけではありません。そのような方針が決まったと伝えるのは誤りです。

ただ、The Campで実際にご相談を受ける立場からすると、DTVの申請が厳しくなることで、長期間しっかりムエタイを学びたい方には、EDビザがより現実的な選択肢になる場合があります。

ムエタイがタイのソフトパワー活動に認められているからといって、DTVが長期滞在の最も簡単な方法とは限りません。

どのビザが合うかは、国籍、在留資格、滞在予定期間、トレーニングの目的、申請時の規則によって変わります。

これからDTVを申請する方へ

古いDTVの情報だけを頼りに、ビザ取得のための出国や第三国への渡航を計画しないでください。

渡航を手配する前に、次の準備を進めましょう。

・現在の管轄条件に照らして、自分の申請を受け付けるタイ大使館・領事館を確認する。

・申請先の最新のDTV要件を確認する。

・国籍、永住資格、現地での在留資格について、必要な証明書類を確認する。

・必要な犯罪経歴証明書を取得する。

・翻訳や認証が必要かを確認する。

・書類の準備とビザの審査に十分な時間を見込む。

ビザや大使館の手続きは、急に変わることがあります。申請前に、必ず最新の条件を確認してください。

タイDTVの有効期間5年、1回の入国につき最大180日の滞在を示すムエタイ留学の計画図

The Campで長期間ムエタイを学びたい方へ

DTVやEDビザを利用してThe Campでムエタイを学びたい方は、まずビザサポートページをご覧ください。プログラムと申請の流れを確認し、ページ内の案内からKYIの申請を始めていただけます。

The Campでは、トレーニングプログラムのご案内と、学校が発行する書類の準備をお手伝いします。ビザの申請資格や必要書類は、担当するタイ大使館・領事館の条件に従います。

ビザサポートページを見る

今回の変更について確認した公式情報

・在サワンナケート・タイ総領事館 — デスティネーション・タイランド・ビザ(DTV):

https://savannakhet.thaiembassy.org/th/publicservice/destination-thailand-visa?page=5d84a44c15e39c26b400453e&menu=5d84a44c15e39c26b4004569

・在ロンドン・タイ大使館 — ビザ一般案内/DTVに関する重要な更新:

https://london.thaiembassy.org/en/page/visa-general-information?menu=64cd03802f080d54bb16df93

・在ロンドン・タイ大使館 — デスティネーション・タイランド・ビザ:

https://london.thaiembassy.org/en/page/destination-thailand-visa

・タイ外務省 — DTV公式情報:

https://image.mfa.go.th/mfa/0/RzaiZWKBzF/consular/Visa/18.Destination_Thailand_Visa_(DTV).pdf

・タイ外務省 — 新ビザ施策/DTV概要:

https://image.mfa.go.th/mfa/0/91fPdh6NtO/VISA_Information/New_Visa_Measures_July_2024.pdf

・在ビエンチャン・タイ大使館 — 2026年8月31日から適用される要件に関するDTV公式告知(2026年8月28日に記録した公式SNS告知)。

ビザや入国管理の規則は、予告なく変更されることがあります。この記事は一般的な情報であり、法律上の助言ではありません。最終的な申請資格や必要条件は、担当のタイ大使館・総領事館、またはタイ入国管理当局へご確認ください。