The Camp Muay Thai Resort and Academy

417 Moo 12 NongKwai Hangdong, Chiang Mai Province, Thailand 50230

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ガリアンの村を訪ねて(1)


先日、チェンマイ北部のミャンマーとの国境に接するメーホンソン県というところに行ってきました。このエリアには約25万人の人々が暮らしており、その中でチャン族やカレン族、モン族など山岳民族も共に生活しています。


実は現在11人いるザ・キャンプのトレーナーのうち、なんと8名がメーホンソン県出身。

そのう7名がカレン族(ガリアン)の村で生まれ育った子達です。

彼らの原点に触れてみたく、ソンクランの里帰りのタイミングで同行させてもらいました。


「カレン族の村を巡るツアー」の類はよくみかけますが、今回のようなガチのウルルン滞在記のような体験はなかなかできるものではありません。ワクワクドキドキの体験を期待して出発。

<チェンマイからメーホンソンへ>


普段から宵越しの金は持たないという江戸っ子気質のトレーナーたちは、もちろん貯金などないので、一番金のかからない夜中にチェンマイを出発し、山道を約6時間かけてみんなで車で行くというルートを選択しました。自分は一応オーナーなので、ここは時間節約&楽チンな飛行機でメーホンソンに向かうことにしました。(とはいえ片道1000バーツです)


チェンマイ空港からメーホンソンまで飛行機でわずか40分。眼下に目を向けるとここ数週間ほどチェンマイを騒がしていたPM2.5の元凶「焼畑」による煙がそこら中に広がっていました。焼畑によるPM2.5の悪影響ばかりがクローズアップされていますが、現地で暮らす人にとってみれば焼畑農業は作物を栽培した後に農地を焼き払って地力を回復させる農法であり、伝統的に古くから行われているものです。特に中国から高価な潜水艦を購入するなど現政権の不必要な国家予算消化が国民の批判を浴びていますが、環境問題もしかり、表面的に焼畑農業を批判・規制するのではなく、そもそも地方の農村の経済状況を踏まえた政治的サポートが必要だと考えます。


この国の環境政策や政治に思考をめぐらせているうちに、あっという間にメーホンソン空港に到着。いかにもローカルな小さな空港ですが思っていたより立派。


思ったより立派な建物

メーホンソン県の中心「メーホンソンタウン」は本当に静かで穏やかな時間が流れていました。タイのお正月だというのにここは過疎の影響なのか街はひっそり。



翌朝、街の小洒落たカフェで、チェンマイから車でやってきたトレーナーたちと合流。


街の中心にあるちょっと素敵なカフェ

その後、メーホンソンタウン郊外にある、トレーナーたちが少年時代にムエタイの修行に励んだという場所を訪れました。


小学校の横の商店の裏庭にあるその場所は、かつてここの商店のオーナーが貧しい子供達のためにボランティアでムエタイジムとして開放していました。






この方が商店のオーナーで、地元の子供達のゴッドファーザーです


今は誰も教える人もいなくなってしまい荒れ放題となっていました。敷地内に小屋が一つポツンと残っています。 トレーナーたちはここに住みながら向かいの学校に通いムエタイの練習に励んだそうです。



フェアテックスのヘビーバッグがたった1本だけ、寂しく吊るされていて、それも今や朽ち果てていました。

この場所から数々の名選手が生まれ、彼らは現役引退後、トレーナーとしてザキャンプを支えてくれています。ここが彼らの原点であったと知らされ、改めて感慨深いものがありました。


貧しさゆえの必然とはいえ、家族と離れ、ここで初めてムエタイと出会った、あの頃の少年たちは当時どんな夢をみていたのだろう。。。

きっと月日が経った今でも、彼らの目の輝きは当時と変わらないままであるに違いない。

そしてそうあってほしい。

頭の中にいろいろな思いを馳せながら、ただただ静寂で限りなく透明な時間を心ゆくまで堪能しました。

続く