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執筆者の写真Danny

Less is More, Eat clean food.

更新日:5月16日


Eat more Brown Rice
Which is better ?

最近、日本で肉食の人が多いのにびっくりします。

牛丼にはじまりいきなりステーキから一人焼肉まで。。。

今、日本はそこらじゅう肉・肉・肉。

老若男女問わず、みなこぞって死んだ動物の肉を食べている姿に違和感を覚えてしまいます。食肉ビジネスの盛大なプロパガンダも背景にあるようですね。


陸上の動物の中で最大6トン近くも体重のある象や身長が6mもあるキリン、美しい筋肉をもつ馬など、こうした大型動物は草を主食としています。

草食動物である彼らの歯は平べったく、一方で肉食動物であるライオンやトラの歯は鋭く尖っています。

かくして動物の食性は歯の形で決まっています。


さて人間の歯は何本でしょう?

正解は32本。そのうち20本(20/32=62.5%)は「臼歯」と呼ばれる主に穀物をたべるための歯。8(8/32=25%) は野菜や果物を食べるための門歯。そして残りの4(4/32=12.5%) が肉や魚を食べる犬歯と言われるものです。


つまり人類は穀物を中心に野菜、果物を少々、肉や魚はごくわずかだけ食べる、というのが元来生理的にあっているわけです。この自然の法則を忠実に守るとすると、理想的な食事の配分は、62.5%を穀物、25%を野菜や果物、12.5%を肉や魚、ということになります


ところで世の中には「スタミナをつけるためには肉を食べないといけない!」というような都市伝説がいまだに強くあるようですが、ザ・キャンプのトレーナー・選手たちはあまり肉を食べません。


かねてから思うのですが、「スタミナ」っていったい何でしょうか?

持久力?パワー?折れない心?

(未だかつて「スタミナ」の医学的・科学的定義を論理的・明快に説明できる人に会ったことはありません)

日本の選手にありがちなのは、試合前に苦しい減量をして、やっと計量クリアした直後に、「スタミナ」という何だかよくわからないものをつける目的?で試合前にがっつり焼肉やすき焼きを食す、と言うケース。断食に近いハードな減量の後に、大量の肉食は胃腸に負担がかかるだけで何のメリットもないと思うのですが、残念ながらたまにそういう間抜けなことをしている選手を見かけます。


試合が終われば今までの我慢を取り戻すかのように好きなものを好きなだけ食べて、大きくリバウンドする選手もいます。次の試合前にまた再びハードな減量をせざるをえないのになんという無駄なことを。。。

苦しい減量に耐えて、試合が終わって好きなものをたらふく食べたい、そういう気持ちもわからなくもないですが、断食明けに一気に空腹に食べ物を押し込んで結果的に胃腸に負担をかけて体調を崩すようなものです。


もちろんそういうことを繰り返している選手は選手生命も短く、加齢とともに年々パフォーマンスは落ちてゆきます。

世界のトップ選手たちは常にベスト体重を維持しています。伸び縮みが少ないというのもトッププロとしての資質のひとつでしょう。

うちのタイ人トレーナーや選手たちも概して少食です。

私たち日本人がいかに普段から食べ過ぎているか、彼らを見ているとよくわかります。


余談ですが、力道山は断食をして試合に臨んでいたそうです。

WBCバンタム級元王者の辰吉丈一郎氏も10年以上にわたってずっと11食だといいます。

普段から常に少食を心がけ、動物の闘争本能を最大限引き出すために、試合は空腹状態で臨むほうがはるかにパフォーマンスは高いのです。


「空腹を感じる」とは胃腸が空の状態をいうのではなく、血糖が下がった時に脳の視床下部の空腹中枢が空腹を感じる現象にすぎません。消化という作業が体力を非常に多く消費するということを考えれば、お腹に何も入っていない状態で試合に臨むという先ほどの力道山や辰吉選手は明らかに動物の理にかなっていると言えます。

考えればわかることですが、満腹になった野生のライオンにはもはや狩をするモチベーションはありません。満腹の状態では闘争本能は低下してしまうのです。

満たされたどこかの国民の平和ボケとも相通ずるものがありますね。。。

Hungry であれというのは全てに通ずるメッセージだと思います。


<玄米のすすめ>

人間の60兆個の細胞のほぼ100%糖分に依存しています。

「低血糖発作=イライラ・不安・動機・しびれ・失神など」はあっても「低タンパク発作」や「低脂肪発作」などは存在しません。

こういった低血糖による体の不調シグナルは、つまり人間は糖分がないと生きられないということに他なりません。言い換えれば糖分とミネラルさえとっていれば十分に健康・体調は保たれるということです。

さらに言えば「低プロテイン発作」など存在しないのですから、元来プロテインなど不要であると言えます。


最近、糖質カットダイエットが流行っていますが、危険なのは、糖質カットすればするほど脳細胞に十分にエネルギーが行き渡らず、頭がバカになります。ダイエットのためにおバカになったら本末転倒です。人間は糖分がなければ生きてゆけないのです。 ダイエット中のごく短い期間は糖質カットに耐えられたとしても、中長期的に見ればいずれ糖分摂取をせざるをえなくなります。その時のリバウンドを想像しただけでゾッとします。

糖質制限ダイエットがいかに邪道か専については、専門家のいろいろな書籍が出ていますのでご興味のある方は検索してみてください。


ザ・キャンプでは玄米を食事の中心として推奨しています。

よく「1日最低30品目食べなさい」と言われますが、これは食物の栄養素がどんどん低下していて、今の時代はそれくらいの品目のものを食べないと栄養素として十分でないという理由からです。でもそんな数を食べたら明らかに食べ過ぎですよね。

昔から「玄米医者いらず」と言われてきました。

玄米を食べていれば1日に必要なほとんどの栄養素は摂取できますので、ほかにわざわざ食物を摂る必要はありません。


欧米などでは裕福でヘルスコンシャスな人は玄米やWhole Wheat Breadを好んで食べますが、多くの一般タイ人は玄米がきらいですw

理由は美味しくないのと白米に比べて値段が高いからなのだと思いますが、日本と同じく「白米=豊かさの象徴」という「白いご飯信仰」もいまだ根強く残っているようです。

時代が変わってインターネット上で情報が瞬時に世界を駆け巡るようになった今、チェンマイの意識高い系の人の間でヘルスコンシャスな人たちが増え、たっぷりのお野菜とBrown Riceが食べられるお店が人気です。


<プロテインは必要か?>

最近、ザ・キャンプを訪れる選手やアスリートから「プロティンやプロテインシェイクを置いて欲しい」というリクエストを受けますが、今のところその予定はありません。

「アスリートにとって、強い筋肉を作るためにプロティンは必要不可欠である」という考えが世の中にあるのは理解していますが、そもそも動物性タンパク質の摂取が理にかなっていないのと、彼らの選手生命やその後の人生を考えるとこちらも商業ベースで儲かるからという安直な理由でご提供したくないのです。


ご反論もあろうかと思いますが、プロテイン信奉者の方々は、ご参考までにビーガン(完全菜食主義者)のボディビルダーのこちらの動画を添付しておきます。

これをみてしまうと、わざわざ高いお金を払ってプロテインを購入する必要があるのか?と思ってしまいますよね。


先ほどの草食動物や私たち人間の体の中には、もともとタンパク質を作り出す酵素が備わっています。でなければ競走馬やこのボディビルダーの美しい筋肉美は説明がつきません。プランクトンやオキアミを主食とする巨大なクジラも同様です。

なので自然の摂理に逆らって人工的に作られた動物プロテインを摂取する必要はないのです。


もちろんチェンマイにも世俗的で美味しいレストラン、スイーツなどなど誘惑はたくさんあります。

一方で、大地の恵みを十分に受けた新鮮でオーガニックな穀物や野菜もそこら中にあふれています。

せっかくチェンマイに滞在するのであれば、滞在期間中だけでも、あえて自然の恵を中心に、クリーンフードを積極的に身体に取り入れる時間にしてみてください。


究極的には、人間は玄米と少々の野菜・海藻類、そして「プラーナ」さえあれば十分生きてゆけるのですから。


「Less is More」

「Eat clean food」


体にいいものを少しだけ。 The Camp の目指すコンセプトです。

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