コロナウィルスとチェンマイ(4)

すでにご案内のことと思いますが、タイは本日5/12の時点では5月末まで非常事態宣言が継続されております。一部の業態においては若干規制は緩和はされているものの、多くのビジネスにおいては営業再開はできません。


チェンマイの夏といえば4月&5月。気温は40度を超える日も珍しくありません。ただそんな中にあってもウィルスの感染はスローながらも拡大しているので、「コロナウィルスは高温多湿に弱い」とか「夏に向けてウィルスの感染力が弱まる」云々の楽観論はあまり信用できません。


とはいえ、幸いなことにタイは他の国ほど感染者数が急増しているわけではないので、街は比較的のんびりしています。


自粛ムードの漂う中、一見有り余る時間を手に入れたかのような錯覚に陥りますが、個人的には実は意外に普段より忙しい毎日を送っています。

(もちろん忙しさの質が違うのですが、、、他人のために時間を使うというよりむしろ徹底的に自分のために時間を使う、という表現が正しいかもしれません)


ちなみに毎日はこんな感じ。

大体、毎朝6時くらいに目が覚めます。

(日本時間の8時なので別に早起きということもないですね💦)

簡単に身支度して、ジムの掃除を少々。修行僧のつもりで施設内を竹箒で掃いたり、雑巾掛けしたり。。。

それが一段落すると、ジムのリング上で、ストレッチを兼ねて瞑想に入ります。

むろん無心を極める域にまで到底達していないので、いつも頭の中は邪念や余計な考えがグルグルしてますが、毎日必ず最低2時間は丁寧に自分と向き合う時間を作る努力はしています。たまにふっとどこかへ意識が飛んで行く瞬間もあったりして、それはそれで終わった後は頭がすっきりします。鋼のように堅かった身体も毎日こうしてだらだら長時間ストレッチを続けているためか、念願の180度開脚もなんとなく視野に入ってきました!


長~い瞑想が終わるとチェンマイに工場のある専門店で購入したセラドン焼きのお気に入りのコーヒーカップにコーヒーを淹れて、誰もいないザ・キャンプのテラスでメールやメッセージをチェック。基本的にはSNSにはほぼ触りません。あまりに情報が雑多でノイズが多すぎて、自らの大切な時間を費やすに値しないと思うからです。




その代わり時間があればひたすら読書。

こんなにゆっくり読書に時間をかけたのはいつぶり?と感じるくらい普段は読書をしていなかったことに気がつきました。自称「読書家」のつもりでしたが、改めて普段どうでもいい無駄なことに時間を取られすぎていたなと反省しています。


本はジャンルは特に決めておらず、哲学、物理学、世界史、宗教、経済学、考古学、芸術、文学(古典)などなど、とにかく片っ端から読みあさってます。

と、ここまで書いていて「○○学」というジャンルが多く、なんだか堅苦しそうな「学問」に関する本が多い?ような印象を与えてしまったかもしれませんが、自分もあまり難しい本は好きではありません。あくまでも自分の中ではLiberal Artsの復習みたいな位置づけです。

昔習ったのに完全に忘れてることがあったり、また全然知らなかったことや新たな発見があったりで、まさに自分にとって読書は教養を磨くための至福の時間なのです。


さて、ランチはThe Campのオーナー専用キッチン(要するに自分用)で簡単に自炊。 基本的に朝食は食べませんのでこれが1日のうちの初めての食事となります。

基本は一汁一菜。多くを望まず自然のものをほんの少量、というのを究極の目標としていますが、お蕎麦やトースト(Whole Wheat)も普通に食べますし、たまには超Junkyな辛ラーメンなんかも食べる時もあります。(直後に猛反省しますが💦)


炊事が終わるとお昼寝の時間。

この時期のチェンマイ はとにかく日中が暑いので、テラスやジムにいるのもなかなかしんどいものがあります。まさに天然ホットヨガ的な感じです。

なので昼食後は部屋に戻ってゴロゴロお昼寝が正解。

睡眠導入はいつも読書で、気がつくといつの間にか寝てますzzzzz


夕方5時くらいになるとちょっと日が翳ってくるので、トレーニングウェアに着替えてジムエリアへ。タイにいるのになぜかお気に入りはスペイン語のLatin Music。大音量で20~30分程度シャドーボクシングします。ここでは「いかに身体の力を抜くか(抜き切るか)」と「動きをシームレス&スムースにするか」を課題に、ただひたすらシャドーボクシングです。サルサやサンバのリズムに合わせると割と楽しく時間が過ぎます。このキューバボクシング風のウォーミングアップが終わると、ヘビーバッグトレーニングに移ります。 こちらも毎日課題を決めて45~60分程度取り組んでいます。で、仕上げに一人キック100本チャレンジ(左右合計200本)10 日で2000本、1ヶ月で6000本。コロナの自粛期間が長くなればなるほどキックが上手くなる、というチャレンジングな課題を自ら課してます^^

それが終わるとその日のトレーニング(汗かき)が終了となります。


大量に汗をかいた日は、シャワーへ行く前にそのまま「ひとりソンクラン」

単に水道ホースでジムの中庭や植木に水撒きするだけのことですが、自分もびしょ濡れになりながら結構気持ちいいものです。


そして夕飯は酵素玄米をメインにおかず少々。

実はチェンマイで酵素玄米を食べたくて、日本からわざわざ酵素玄米専用の炊飯器を2台手持ちで持ってきました。「なでしこ健康生活」の酵素玄米炊飯器は変圧器を通すのを忘れてあっけなく破壊してしまったので、今はもう一つの「酵素玄米Pro」だけが頼りです。

玄米はチェンライの有機栽培農家から毎回取り寄せたものを食べています。ここは日本の方が丁寧に愛情込めてお米を作っていて安心できる農家です。


ちなみに毎日の生活の中にはアルコールは一切なしです。

理由は簡単。身体に悪いから。最近の世界最先端の医学研究でもアルコールの身体への悪影響は証明済です。別になくても人生に何ら影響ありません^^


さて、こんなにも平和で Human CenteredかつSelf Centeredな時間を過ごせるなんて、不謹慎ですが、これもコロナというウィルスがもたらした思わぬ恩恵だと考えられなくもありません。


陰陽も同様の考え方ですが、どんな物事にも表と裏があります。

コロナの一面は、恐ろしいウィルスであり、私たちの社会的自由や経済的自由を奪い、私たちの愛する人たちの命を奪う悪魔です。

一方で、私たち人間こそがこの地球上で唯一の全知全能の生き物であるという、我々の奢りや傲慢さに対する警笛を鳴らしている存在であるという側面も忘れてはなりません。


AI, Robotics, Singularity....というキーワードが溢れる21世紀において、科学や文明の発展は指数関数的なスピードで進み、老化防止はもちろん、いずれは死をも克服できるという領域にまで至ろうとしています。

で、このタイミングでコロナ。今の私たちにはなす術はありません。

「我々人間の叡智に不可能はない」という人類の傲慢かつ行き過ぎた科学偏重主義に対し、何か目に見えない大きな力が働いていると感じるのは私だけでしょうか?


”mement mori”


今朝、瞑想していたときにふとこの言葉が頭の中をよぎりました。

ラテン語で「死を忘るなかれ」という意味の言葉です。


「死」は貧乏人だろうが金持ちだろうが、農民だろうが王様だろうが、誰にも等しく訪れます。今回のコロナで多くの人が「死」をより身近に感じるようになったと思います。 「人はいつか死ぬ」ではなく「人はいつでも死ぬ」ということを改めて思い起こした人も多いと思います。


人間は「死」を免れることはできない。

でもそれはむしろ人間が人間である証でもあります。

「自分と家族が元気で生きていられるだけで幸せ」「健康でご飯が美味しく食べれて自由に運動ができるだけで幸せ」

今回のような非常事態に遭遇しないとこんな大事なことにすら気づかないのも、私たち人間の愚かさであり、またそれこそがAIにはない人間臭さともいえます。


コロナの影響で収入が途絶え、生活様式の見直しや生き方そのものを変えざるを得ない人たちもたくさんいることと思います。また身近で感染された方や残念なことにコロナで亡くなられた方もいるでしょう。ただ人の寿命は誰にもコントロールできません。


自分たちは何をすべきか?


とにかく生きること、生き抜くことだと思います。

そして今この瞬間を生きることに集中する。


人間の歴史は感染症との戦いの歴史でもあります。

過去何度も人類を襲った感染症の克服の歴史の中で、人類は新たな生活様式や産業、新しい社会を産んできました。当時の人たちもいつ感染して命を落とすかもしれない不安いっぱいの中で、毎日命があることに感謝し、生きることだけに集中したのだと思います。


顔を上げてちょっと外を見てください。今は春の新緑が目に眩しいです。

空は冴えわたり、海や川の水はどんどんきれいになってます。

今まで以上に家族や大切な人と一緒に過ごす時間が増え、一緒に食卓を囲む時間も増えてきました。モノを所有するより時間をいかにうまく使うかに人々の関心が移ってきました。生活の中から不要不急なものを処分し、物質的にも精神的にも断捨離がどんどんすすんでいます。今だからこそ、健康で生きていることの幸せをより実感できる気がしています。


今の状態がいつまで続くのか皆目わかりません。

「賢者は歴史に学ぶ」の言葉通りだとすれば、これから第二波、第三波がやってきてもおかしくありません。


ザ・キャンプは目先のお金のために別に慌てて営業を再開する必要性は全くないと考えています。再オープンはお客様やスタッフの安全が十分確保されてからでも遅くはありません。


こうなったらもうとことんコロナと付き合ってみようかなと思う今日この頃。

あのニュートンだってペストの自粛がなかったら、万有引力の法則も発見できてなかったかもしれないし、、、ものは考えようです。

期せずして少し長めの人生の夏休みをいただいたと思えば、むしろ「今日は何をしようかな〜」なんて毎日がワクワクするかもです。


Stay Home and Be Positive
















The Camp Muay Thai Resort and Academy

417 Moo 12 NongKwai Hangdong, Chiang Mai Province, Thailand 50230

Tel: +66-06-4558-4560 

 日本語対応可

เชียงใหม่ チェンマイ

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